こんにちは。あべひろ総合歯科 サブマネージャーの中井です
今日の【三郷デンタルIQ向上委員会】のテーマは、「歯周病の原因」についてです。
<今日のPoint>歯周病は原因は一つじゃない!
歯周病の原因は虫歯と同じような歯垢(プラーク)だけでなく、生活習慣も大きく関わっています
歯周病は歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)に歯垢が溜まることで炎症を引き起こします。
それは直接的な原因ですが、他にも気をつけなければならない原因がたくさんあります
「えっ?そんなことも?」ってことも発症や悪化の原因なんです。
その原因を書き並べてみましょう。
■歯石
唾液中に含まれるカルシウムが歯垢に付着してそのままにすると歯石に変化します。
この歯石にはさらなる歯垢がつきやすいため、
それが重なると歯周病の進行を早めて悪化する原因となるわけです。
歯石自体は歯みがきで取れるものではないので、歯医者さんで除去してもらいましょう。
■歯並び
歯並びが悪いと歯みがきが十分に行き渡らず歯垢が溜まってしまうため、
歯周病を引き起こすことが多くあります。
■適合していない冠(クラウン)
歯に合っていない被せ物の周りには歯垢がどんどん溜まります。
その溜まった歯垢が歯周病の原因が悪化につながるわけです。
被せ物が合っていないかどうかは、専門家でなければ判断がつかないことが多いです。
定期的に診てもらいましょう!
■口呼吸
空気中には目に見えない細菌が多く存在します。
口で呼吸をするということは、それだけ多くの細菌が口の中に入ってきます。
さらに、口呼吸をするいうことは口の中が乾燥します。
歯垢は口の中が乾燥していると付着しやすいんです。
口呼吸を知らず知らずにしていることが歯周病の原因になってしまうわけです。
■歯ぎしり
歯ぎしりをすると、歯だけでなく歯の周りの組織(歯ぐきや歯槽骨)にも
強い負荷がかかります。
その強い負荷が刺激となったり、組織を破壊して歯周病の進行を早めることになります。
いま挙げた5つの原因はお口の中の原因ですが、
その他にもお口の中の状況以外でも歯周病の発症や進行の原因となることがあります。
それは次回で学んでいきましょう!