24.衝撃!?日本は先進国ではなかった【三郷デンタルIQ向上委員会】

2015-08-07
こんばんは。あべひろ総合歯科 サブマネージャーの中井です。
今日の【三郷デンタルIQ向上委員会】のテーマは『日本の定期検の現状についてです。
これまで歯の定期検診の価値重要性を記事にしてまいりました。
しかし、日本の現状は受診率が上がらないという課題を抱えております。
今日は世界各国の歯の定期検診事情と比べて、日本はどのような現状なのかをお話してまいりましょう。
まず下のグラフをご覧ください。
歯科先進国といわれるスウェーデンスウェーデン、アメリカアメリカ、イギリスイギリスと日本日本
定期検診受診率を比較したグラフです
gurafu
一目瞭然であることはわかると思いますが、このグラフ読み取れる2点についてカンタンにお話します。
まず1つ
それは歯科先進国の受診率が圧倒的に高いということ
特にスウェーデンにおいては国家事業として歯の予防に取り組んだ結果、
成人の80%以上、子供においてはほぼ100%定期検診を受診しております。
この結果から、
国家事業として予防意識の向上に取り組む
            ↓
予防意識が高い親に育てられた子供も予防意識が習慣づいている
            ↓
その子供が親になったとき、当たり前のようにそのまた子供に定期検診を受けさせる
            ↓
そのまた子供が・・・・
といった理想的なサイクルが出来上がっていることが考えられます。
健康対策の行動を「当たり前にする、習慣にする」ということが
いかに大切で、重要であるかがわかります。
そして、このグラフからわかることもう1つのこと。
もうおわかりだと思いますが、日本の受診率が著しく低いということ。
世界における日本はあらゆる分野で先進国と位置づけをされています。
経済、モノづくりの技術、おもてなし精神などなど、挙げればキリがありません。
しかし、歯の定期検診受診率については圧倒的に遅れをとっています泣き3
でも不思議なことに、日本の歯科医療技術(治療や予防など)や設備については
むしろキラキラ世界トップクラスキラキラと言われております。
歯科先進国の歯科技術は当然高いレベルを誇ります。
歯科先進国では国民の予防意識と技術がリンクして、お互いを高め合う理想的な関係性を作り上げているのに対し、
日本においては【技術:高い 予防意識:低い】といった残念な構図になっています。
治療を施さなければならない状況が続いたから治療技術が上がったのか。
予防啓発がこれまできちんとなされていなかったのか。
原因は様々あると思いますが、私たちは歯科医療を提供するものとして、
国民の、そして地域住民のお口の健康を守る運動をし続ける義務があると考えています。
私たちはこうしたブログや来院された際の保健指導、医院前のブラッグボード掲示チラシ配布など、
様々なカタチで予防啓発を行っております。
これからも啓発活動に力を入れて、「親から子へ高い歯科予防意識の遺伝」を実現できるに頑張ります!

 


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